「中日」
2011年1月15日
今月の公演も14日で中日(なかび)を迎え丁度半分終わりました。
舞台もおかげさまで評判がよく、お客様の反応や関心が日を追うごとに高まっている気が致します。新聞の劇評の評判もよく、公演を盛り上げて下さっています。
しかし、今度は愛ちゃん(愛之助君)のダウンのニュースが飛び込み、心配です。
インフルエンザで三日間の休演予定と聞きホッとしました。
自分自身も健康に留意するよう気を引き締め直しました。
以前、舞台公演中に顔面神経麻痺という顔の半分が動かなくなる病気にかかったことがあり、一ヶ月の入院をお医者さまから宣言された事がありました。しかし、勘三郎襲名全国巡業の西日本コースの初日前日に発病してしまい、飲み薬を飲みながら、公演に出発しました。
インターネットで調べたところ、この病気は過労やストレスが原因と言われ、西洋医学よりも東洋医学のほうが治癒しやすいことが多く書かれていました。そこで中国鍼の先生を紹介して頂き、巡業に行きながら、名古屋の先生に通いました。幸い、東海地方が最初に固まっていたので続けて治療を受ける事ができ、完治までは半年かもしくは一年とお医者様に言われていましたが、約三ヶ月程で回復いたしました。
しかしこのスピードは異例の速さで、治療して下さった先生のお力は素晴らしいの一言でしか言い表せません。「男の花道」ではありませんが、ご恩は決して忘れません。
10cm程の長さの中国鍼を目尻から耳に向かって一カ所と口元から上の針と平行に耳に向かってもう一カ所通します。そしてもい一カ所は手の甲の親指の付け根あたりのツボに垂直に刺します。そして20分〜30分程じっとしています。
この治療を全部で10回程受け、後は皮膚針という針を頂き、常に顔をたたき刺激を与えます。
この治療の間に先生には普段からマッサージを必ずするように薦められました。
それ迄は僕自身マッサージが苦手でほとんどした事がなかったのですが、完治してからは定期的にマッサージは受けるようにしています。
女方は鬘が重くほぼ慢性的に肩と首がコリ固まっています。
今日も中日なので、「男の花道」の公演時間の間に「てもみん」で首と肩だけ40分してもらいました。
吉田さんという女性の方、上手でした。ありがとうございます。
それからスポーツジムでサウナに入り、25分程走り、ゆっくり体をほぐしリフレッシュして「吉田屋」と「人間豹」に臨みました。
コメントに今年の東京マラソンは参加するのかとのご質問がありましたが、今年は不参加です。
ただ、10月30日に第一回大阪マラソンが開催予定ですので、日程が合えば出場したいと思っています。
これはつまらない夢ですが、今迄歌舞伎公演で訪れた、ニューヨーク・ボストン・ベルリン・ロンドンは世界的市民マラソン開催地で、公演の時も街中を朝走っていたので、死ぬ迄にそれぞれ一回づつ参加してみたいなと思っています。
でも時間が許されないんですよね・・・・。
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最近の歌舞伎役者さん達の休演情報を聞く度、『あーやっぱり役者さんも人間なのね。』と実感?してます。
いつも公演情報をチェックしながら、『扇雀さんやそのほかの役者さんも本当にお休みが無いなぁ』なんて思っていましたが お身体に確実に影響が出ているのですね・・・
私も万年肩凝りなので、扇雀さんと共感できる(笑)部分があり ブログでなければ得られない情報だなぁ(^^ゞ なんて思ったりしてます。
今年もお忙しい一年、歌舞伎役者の皆様が健康に過ごせる様ただただ祈るばかりです。
大阪にも強烈寒波襲来との予報と共に周りにインフルエンザが凄い勢いで増えています。疲労が取れない内の舞台また舞台、私たちファンは楽しみですがとても心配しています。また吉田屋見ていて着物,鬘と首肩に想像以上のコリだろうな~と思ってました。勘三郎さんの元気回復と共に、扇雀さんの健康もいつも願っています。ご自愛下さい。