「本日告別式」
2011年1月28日
本日、午前十時より築地本願寺において天王寺屋のお兄さんの告別式がしめやかに執り行われました。
参列中はお兄さんの数々の舞台姿やお声、一緒にお食事させて頂いた事、イタリア公演のこと、最後にご一緒した「修善寺物語」のこと等走馬灯のように頭の中をよぎりました。
お兄さんの一歳年下である父も参列していましたが、言葉に尽くせぬ思いだっのではないでしょうか。
人生死ぬ迄生きている。けれど死ぬ迄しか生きていない。
という言葉をよく使うのですが、どう死んでいくかも大事だなと感じました。
人生一人一人に山あり谷あり、けれど振り返った時素敵と思える人生を自分で歩みたいです。
あの時ああしていたらとかこうしていればと、俗に言うたらればだけは思わないように勤めています。
今、書いているうちに
お兄さんの豪快な笑い声が耳の奥に響いて来て・・・
お兄さんの舞台が映像のみになってしまいました
心よりご冥福をお祈り致します
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天王寺屋さん・・本当に素晴らしい役者さんでした。いつも舞台を拝見すると、なんでしょう、鳥肌がたつというか、ものすごいパワーを感じておりました。本当にご冥福をお祈りいたします。
お父上も、寂しい思いをしていらっしゃるかと思いますが、天王寺屋さんの分も、これからの歌舞伎のまだまだ中心的存在として、私たちに素敵な舞台を魅せていただきたいと思っております。
扇雀さんも、益々、輝いて素敵な舞台をみせて下さい。