2011年3月記事一覧
「博多座千穐楽カーテンコール」
2011年3月31日
2011/3/26
博多座夜の部終演後のカーテンコールを舞台上からの景色です
皆様は普段見る事のできないアングルでお見せします
左上 一ヶ月間やり抜いたあとの亀蔵さん笹野さん橋之助さんの笑顔です亀ちゃんは笑顔が苦手です
右上左下 芝居が幕を閉じると団七と義平次もこのとおり
右下 中村座やコクーンの千穐楽にはよくやるんですが、花道から客席を一周して橋之助さんが上がって来たところです 一足先に上がった私が舞台から撮りました
記憶に残る舞台でした
次回の博多座がもう待ち遠しいです
「博多座義援金 最終ご報告」
2011年3月28日
26日千穐楽は¥973,361の募金をお客様からいただきました
最終総額は¥5,626,210という大変大きな額になり九州という被災地から遠く離れた地でも関心の高さを痛感しました
日本中が一つになり同じ気持ちになっていることの裏付けでしょう
ご観劇下さった皆様のお気持ちを伝えるべく出演者を代表して福岡市の募金の窓口でいらっしゃる福岡市市民局の阿部亨局長様にお手渡しいたしました
この先も自分のできることを考えて行きたいと思います
「今晩23:30」
2011年3月27日
23:30~CSフジテレビTWO
「スミレ刑事の花咲く事件簿 episode0(エピソードゼロ)」
というドラマに警察官役で出演しています
2月の舞台を休んでいる時に撮りました
急な報告ですいません
ただCSの放送なので契約している方しか見れないんです
今日はエピソードゼロの放送で
エピソード1〜4が5月にDVDで販売されます
また詳しく報告します
「博多座 本日千穐楽」
2011年3月26日
本日、無事に千穐楽を迎えることができました。
ご観劇、ご後援下さった方々また博多座関係者の方々スタッフのみなさん
この場を借りて心から御礼申し上げます。
哲明(ノリアキ)さん(勘三郎さんの本名)の休演や3月11日の大震災と通常の公演とは条件の異なることが重なり、出演者一人一人の集中力がいつにも増して高かったような気がします。
「吉野山」
の静御前(写真左)は本興行では初めて勤めさせていただきました。
忠信は勤めた事がありますので両方の役を勤めると演目全体のバランスがつかめるような気がします。幸ちゃん(橋之助さんの本名)とは多くの演目で共演していますので、お互いに目線を合わせるところや足を踏む間とか打ち合わせなくできるのが安心です。
そして二人の主従の関係や共通の主人義経公の存在が、二人の間にしっかり存在しています。今後、他の劇場でも再度上演させて頂きたい演目です。
「夏祭浪花鑑」
今回で串田演出は何回目でしょうか?
劇場が変わり配役が変わっても串田さんの目指した団七を中心にしたそれぞれの登場人物の人物像が変わるものではありませんが、それぞれが何か再発見があるものです。
お梶の場合何カ所かあるのですが、特に団七の家を出たあとの徳兵衛とのやりとりが以前より優しい気持ちが強くなったかもしれません。市松の耳を塞ぐ時の手が以前は市松の後ろから塞いでいたのですが、今回の子役さんが顔を見上げてくれるので、正面から耳を塞ぎ台詞の途中で目が合う事があり、ここで気持ちの動きが以前と変わってきました。団七の苦悩ばかりだったのが、瞬間に子供の将来を考えるようになり新しい発見でした。
伝統は革新から生まれるという言葉があるそうですが、この変化が進歩につながればいいなと思っています。
「本日の義援金」
2011年3月25日
今日も昼の部「吉野山」終演後に静香御前の扮装で笹野さんとロビーで募金をさせて頂きました。
¥574,291
本日は1日合計上記の金額をお客様から募金して頂きました
昨日迄の
¥4,078,558
と合計しますと
¥4,652,849
となりました
皆様の善意は千秋楽の翌日に福岡市の代表の方を通して被災地に届けて頂きます
舞台もあと1日となりました
一幕見もございます
明日のご来場心よりお待ちしています!!
「勘太郎さんの団七」
2011年3月25日
千秋楽まで今日と明日のあと2日
今月は新しい団七が生まれました
昨年の11月の大阪平成中村座公演の時に勘太郎さんは、義平次殺しの泥場を毎日舞台の袖で見ていました
まさか今月自分自身が演じるとは思っていなかったと思いますが、この日頃の勉強が今月の舞台で見事に実を結びました!
ご覧に成った方には説明は不要だと思いますが、彼の団七は躍動感が身上です
団七の生き様や苦悩が躍動感を伴って表現されています
勘三郎さんの団七で女房を多く勤めていますので私自身が母親のような気持ちになっていることに稽古の時気づき、夫婦というより親子に見えていたような気がします
実際に初日が開いたあともお客様の目にそのように映っていたかもしれないのですが、私の技量不足です
親子が似るのは仕方ありませんが、それはDNA以上に勉強の成果だと私は思っています
博多座の舞台機構の都合上中村座やシアターコクーンのような幕切れの演出はできませんでしたが、立ち回りに独自の工夫を入れ団七の心臓の鼓動が劇場の中に響いて行くようです
カーテンコールがこの一週間、毎日のようにスタンディングとなりお客様との一体感が感動を呼んでいます
今日と明日、全身全霊で舞台に臨む事が使命だと思っています
まだご覧に成っていない方、また一度ご覧に成った方もあと2回のチャンスをお見逃しなく
勘太郎さんの初役の団七は今回限りです
「博多座義援金 中間報告」
2011年3月24日
中間報告です
14日¥211,583
15日¥222,988
16日¥347,821
17日¥257,370
18日¥265,916
19日¥455,462
20日¥392,045
21日¥299,403
22日¥489,581
23日¥562,993
24日¥573,396
本日迄に計¥4,078,558募金をいただきました
ロビーに出て毎日募金をお願いしていますと、舞台の感想も言って下さり直接お客様のご意見やお言葉が聞け、自分自身のやるべきことがはっきり見えてきます
できることをこつこつ重ねていきましょう
「ロビーでの義援金募金」
2011年3月24日
昼の部「吉野山」終演後の30分休憩でロビーにて笹野さんと一緒に義援金募金をしています
日に日に募金して頂く額が増え皆様の震災に対する支援のお気持ちを強く感じます
こちらの親子お二人は被災地からいらしたとおっしゃっていました
元気を頂きここ迄来て本当によかったと手を握って言って下さりい涙が出そうでした
昨日の報道でテレビ朝日の渡辺宜嗣さんが現地からのリポートで声を詰まらせる場面があり、被災地の現状は報道で伝わる以上の惨状だと思います
その被災地からいらした方からのお言葉に改めて自分のできる事は舞台を勤める事だと痛感しました
この募金活動もほんの一部ですが目の前のできる事みなでしていきましょう
「コラム」
2011年3月23日
今週発売されています「週刊現代」のP76
"また楽しからずや"
というページにコラムが掲載されています
「博多総鎮守 櫛田神社」
2011年3月22日
昼の部と夜の部の間に博多座から歩いて10分程の博多祗園山笠で有名な櫛田神社に、このたびの大災害で亡くなられた方のご冥福と被災した方の1日も早い復興を祈念の為、お詣りしてきました。
境内には桜がすでに満開の花をつけ、新しい命が生まれています。
人類は歴史の中で数々の苦難を乗り越えて来た歴史を持っています。
一人一人が今自分の生きていることの大事さありがたさを再確認し行動していきたいと思います。
「夕霧名残の正月"夕霧"」
2011年3月22日
今夏の公文教の巡業に出演する事となりスチール写真を撮影いたしました。
「夕霧名残の正月 由縁の月」
という狂言の「夕霧」の役です。
この狂言は父が坂田藤十郎襲名時に上演され、今回私が勤めます、夕霧は雀右衛門の伯父さんが勤められた役です。
この巡業は父の主催する「近松座」三十周年記念公演として上演いたします。
そしてこの演目は初代坂田藤十郎が上演した評判を取った作品を現代に復活させた作品であり、父が上方歌舞伎の原点を現代に蘇らせるために選んだ演目で私にとりましても重要な役と考えています。。
巡業の予定地に東北地方も入っております。
七月の公演ですが、公演が予定とおり行われ皆様に喜んで頂けることを願ってやみません。
あまり皆様がご覧に成らない写真撮影風景も掲載いたしました。
七月とまだ先の事ですが今からとても楽しみにしています。
「博多座義援金」
2011年3月20日
お客様にお願い致しております義援金募金の昨日迄の中間報告させて頂きます
14日¥211,583
15日¥222,988
16日¥347,821
17日¥257,370
18日¥265,916
19日¥455,462
お客様よりご寄付いただきました
引き続き千秋楽までお願いを致しております
皆様のお気持ちが被災された方々に届く事を祈っております
本日も舞台を一生懸命勤めて参ります
「ご報告」
2011年3月16日
私達のできることは舞台を精一杯勤める事との思いを強く持っておりますが、他にも何かと考えサイン入りポスターを差し上げる義援金の募金活動を14日の中日か始めさせて頂きました。
一枚¥1,000からお気持ちでとお願い致しましたところ、14日に100枚がすぐなくなってしましましたが、ポスターがなくても募金をとおっしゃって下さる方が大勢いらして14日は¥211,583
ご寄付頂きました。皆様の善意を千秋楽後にまとめてお渡ししたいと思っておりま。
昨日、劇場の方に何とか残りを探して下さいとお願い致しまして、大きめの駅張り用のものとか、車内広告用とか計80枚程集めて頂き又皆ですぐサイン致しました。
本日はそれをお出し致します。
しかし、昨日はポスターが無くなっても募金を頂き、
¥222,988
ご寄付頂きました。
感謝申し上げると共に舞台を精一杯勤めて参ります。
「言葉がありません」
2011年3月14日
このたびの自然大災害に言葉もありません
博多座に出演中のため直接の揺れや被害は受けておらず、公演を休まず続けています
お悔やみお見舞いの気持ちは勿論ですが、何かできる事からと皆でと考え、昨日劇場の方にポスターの残りを集めて頂き100枚残っていたポスターすべてに皆でサインをし本日よりロビーで販売し全て義援金として寄付させて頂きたいと思っています
また献血や節電が呼びかけられています
できる事から始めるしかないと思います
公演は千秋楽まで休まず続ける予定です
「博多座 一幕見」
2011年3月 9日
博多座では低料金で東京の歌舞伎座のように一幕見の席を用意しています。
http://www.kabuki-bito.jp/news/2011/03/post_171.html
3月「桜壽博多座大歌舞伎」の一幕見券の料金(税込)をお知らせします。
昼の部
一、『磯異人館』 1,600円
二、『義経千本桜 吉野山』 1,400円
三、『平家女護島 俊寛』 2,100円
夜の部
一、『棒しばり』 1,400円
二、『夏祭浪花鑑』 3,700円
一幕見券は、各公演当日10:00から博多座チケット売場での販売のみ、お一人様一演目1枚までとなります。
上演時間等ご不明なことは
092(263)5858
博多座にお問い合わせ下さい。
皆様が劇場に一度でも多く足を運んで下さる事を願っています。
「チームワーク」
2011年3月 9日
舞台にとってチームワークは重要です。
初日終演後、博多祗園にあります「鉄なべ餃子」の店に出演者一同会し、雅行の(勘太郎君の本名)団七の初日を祝いました。
ここで又色々な意見が出て、次の舞台へと繋がって行きます。
哲明さん(勘三郎さんの本名)がこの場にいないのが信じられませんが、皆一丸となって千秋楽まで走り抜ける気持ちを一つにしました。
応援してください!!
後列左から七之助・松也・歌女之丞・新悟・勘太郎・笹野・橋之助・亀蔵
前列左から私・猿弥・串田・女将さん・内田
敬称略
夜間でピントがあってません・・・・
すいません
でもみんなの充実した空気は伝わると思います。
チームワークです!!
「博多座 メルマガ」
2011年3月 9日
■博多座メルマガ
「桜壽博多座大歌舞伎」ついに開幕!
いつも応援ありがとうございます。
ついに3月公演「桜壽博多座大歌舞伎」が始まりました。
何と書いて良いのか・・・凄すぎて何とお伝えしたらよいのやら。正直困っています。
兎に角、一座の皆さんの気迫が凄いことになっています。
演技や演出はじめそれぞれの素晴らしさはもちろんなのですが、舞台からのエネルギーが尋常ではありません。
昨日(=初日)の「夏祭浪花鑑」終演後には、スタンディングオベーションが鳴り止まず、歌舞伎では異例のカーテンコールが3度もおきました。
初日を開けたばかりですが、千穐楽はとんでもないことになりそうです。
歴史的な公演を見逃さないでください。
博多座からメルマガ来ましたとファンの方からご連絡が来ました。
この内容のとおり公演は盛り上がっています。
どんどん勘太郎さんの団七が体に染み込んで来て観る方の魂を揺さぶります。
博多で初のニューヨークバージョンの上演ですので、26日迄にお見逃しなく!!
「博多座 本日初日」
2011年3月 2日
一ヶ月振りの歌舞伎公演
博多座本日初日です
27日から3日間の稽古で何とか初日を迎えました
昨日は23:30迄一昨日は25:30迄のお稽古と一座一丸となって頑張ってます
勘三郎のお兄さんの代役で団七を勤める勘太郎さん
頑張っています!!
26日迄三谷さんの舞台で肉体を酷使した疲れも癒えぬままの初日に成りましたが
立派に本役に成っています
串田版の夏祭を初役で勤める彼を皆で支えて行きたいと思います
皆さん劇場でお待ちしています
熱気を感じて下さい