中村扇雀の公式ブログ

「松竹座千秋楽ありがとうございました」

2012年1月27日

25日間の公演無事終了致しました。
大勢のお客様にご覧いただき誠にありがとうございました。

修善寺物語の桂

初役でしたが何度か演じていたかのような気持ちになりました。
役が体に馴染んだのかも知れません。
夜叉王の台詞に姉は母似、妹は自分に似て職人気質という内容のものがありますが、実は姉娘の桂は父夜叉王の職人魂を貫く一徹さを一番受け継いでいたのでしょう。
娘、面を上げいの最後の台詞に気力を振り絞って「はい」と答えた時に父の気持ちがすべて伝わったのだと思います。そして自分の望みがかなった満足感は親子二人の共通の思いだったのでしょう。

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鳴神の雲の絶間姫

今回は通し狂言の中の一幕でしたので以前も申し上げたとおり少しテンポアップした内容になりましたが、リズム感ができていい経験になりました。
歌舞伎は他の演劇より多くの間合いと台詞の言い回しにその特徴がありますので、それを生かしつつテンボアップすることは歌舞伎に馴染みの薄い方にもいい方法かも知れません。

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大阪松竹座には次回は9月出演予定ですのでまた宜しくお願いいたします。

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コメント

扇雀さん
大変遅くなりましたが、千秋楽おめでとうございます。この日の夜の部観劇しました。今回の観劇は、本当にテンポアップでしたね。今回も本当に楽しませて頂きました。ありがとうございました。すごく綺麗で華やかでした。そして夜の部の観劇は初めての体験でして夜の道頓堀や心斎橋筋、御堂筋なんかも懐かしく歩きました。

ナナさん

ご観劇ありがとうございました。
松竹座は9月出演予定ですので是非またいらして下さい。
お待ちしています。

次は9月ですか!! 是非、行きたいと思います(日本にいれば・・・)。
逆に、9月までは関西にいらっしゃらないということでしょうか? それは、とても残念です。

さるさん

7月に公文協中央コースという巡業にでますが、その中で関西地方も伺うと思いますが、確定致しましたらご報告致します。

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