「口上」
2012年12月18日
5日以降の口上は非常に辛いものがあります。
おめでたい事と辛いことの同時進行ですから言葉に困ります。
口上は自分自身の言葉で申し上げるので書抜(かきぬき:台本のことです)がありません。
湿っぽくしたくないのですが、変に明るくも語れず、勘三郎の兄貴のことは列座して順番待ちの時には思い出さないように勤めています。
新勘九郎さんの船出を祝う気持ちが一番に伝わらなくてはなりません。
口上の余談です。
9月大阪の松竹座の襲名披露口上の時に「二人が子供の頃僕の事をいか兄いか兄と呼んでいまして、恐らくいかした兄さんという意味だと思います。」と申していました。
ご質問が多かったのでイカ兄の由来を明かします。
そのいか兄の真相は兄の翫雀がふぐ兄と呼ばれていてこれはゲームのスーパーマリオの水中に出てくるキャラのフグに兄が似ていてそう呼ばれていた流れで、そのそばで泳いでいるイカのキャラクターが目が大きかったので、弟の僕はイカ兄になったんです。
口上では話を作っていました。真実を明らかにしここにお詫び申し上げます。
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真相を心待ちにしておりました。
ありがとうございます。
素敵な扇雀さんですから、”いかした兄さん”の意味でもあるように思います☆
たまねぎさん
ありがとうございます。