中村扇雀の公式ブログ

「錦秋名古屋顔見世千穐楽」

2013年10月30日

10月27日㈰千穐楽を向かえました。
劇場に足を運んで下さった皆様、ありがとうございました。

御園座建替え中の為、初めて市民会館での1ヶ月公演となりましたが色々改善点はあるにせよ皆様の協力により、名古屋での歌舞伎公演が続いたことに意義があったと思っています。

劇場は市民会館と言えど、本花道がつき回り舞台もあり歌舞伎を通常どおり上演するには特に問題もなく、公共の劇場としては最適な小屋だと思います。築年が経っている為に椅子が歌舞伎の約4時間という上演時間にはおしりが痛くなるとおっしゃった方も少なくありません。また、トイレが和式しか無いのもご不便をかけたようです。申し訳ございません。

劇場が表通りから少し奥まっているので公演をしていることがわかりづらい事や、折角掲げた"まねき"も目立たなかったり、のぼりを一本も市民会館からの許可が得られずに立てられなかったこと等御園座での顔見世に比べると、同じ観劇料を頂いている事を考えると、お客様に楽しんで頂くのにご不満な点があったことは否めません。

PA030305.jpg

来年以降も新装開場迄はこちらの劇場での公演が続くと伺っているので、名古屋は親しい友人も多いので、今後名古屋での歌舞伎の発展の為に微力ながら頑張っていきたいと思っています。

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コメント

千穐楽おめでとうございます


劇場は、クラッシックな雰囲気でしたが
今回の劇場でとても嬉しかったのが
まねきが手の届くほど近くにあったことです

こんなに近くでまねきが見られるなんて
とても幸せな経験でした

ただ、全景を撮るには
かなり下がらなければいけないのが玉に瑕です

河豚はたくさん食べられましたか?

その土地での
扇雀さんのお勧めのお食事をご紹介を下さったら嬉しいです

舞台を見ていて印象的だったこと

扇雀さんが
中村屋の手ぬぐいを
お使いになられていたことです

お弟子さんも
中村屋の浴衣をお召しになられて…

勘三郎さんがご一緒におられるような
そんな気がしました

千穐楽に昼夜通しで観劇させて頂きました。
番頭さんにもお尻が痛くなるから気をつけるように言われましたが、大丈夫でしたよ。
二階からでも花道はちゃんとみえましたし、ストレスなく観劇できました。
まねきは、何枚も写真撮らせて頂きました。
またこちらの会場で歌舞伎が観られることを楽しみにしています。

たまねぎさん

河豚は3回食べました。馴染みのお店がありそちらにお邪魔しました。まだ時期が早いので白子は小さくてまだ出てきませんでした。それが心残りです。

たまねぎさん

お玉の役は勘三郎の兄貴も先代の17代目の伯父さんもおやりになっていた役ですので手拭いを使っていました。というよりいつも中村格子の手拭いを使っているので癖になっているみたいです。それとも"お玉"が中村屋を贔屓にしていたのでしょう。

梅☆さん

おりがとうございました。まねきが近いのでその大きさも驚かれたと思います。名古屋での歌舞伎の灯は消したくありませんね。

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