「千穐楽を迎えました。」
2014年10月26日
10月十七世 中村勘三郎二十七回忌・十八世 中村勘三郎三回忌追善公演の千穐楽を迎え無事に大入りの中公演が終了しました。
ご来場下さったすべてのお客様に御礼申し上げます。
勘九郎さんと七之助さん2人の兄弟の活躍で大盛況の中千穐楽を迎えられ私も心から喜んでいます。昨日の「鰯賣戀曳網(いわしうりこいのひきあみ)」の幕切れのお客様の盛大な拍手は泉下の哲明さんに届いたと思います。私も趣の違う3役を努め公演に参加できたことで少しは恩返しができたのではと思っています。
「近江のお兼」の馬を努めてくれた坂東八大(やひろ)さんと大和(やまと)さんとそしてカラミの若い者の中村いてうさんと千穐楽終演後楽屋にて記念撮影しました。
左から八大さん・私・大和さんです。
八大さんが前足、大和さんが後足です。
カラミの若い者の中村いてうさんです。衣裳は中村屋の中村格子です。
通常は"お兼"を務める役者ゆかりの浴衣を着るのですが、今回は中村屋の追善ですので中村格子を着てもらいました。
皆さんのお陰で舞台を盛り上がり本当にありがとうございました。
(※は必須項目です)
このページのトラックバックURL:
http://www.senjaku.com/cgi/mt4/mt-tb.cgi/509
十月大歌舞伎、千穐楽おめでとうございます。
扇雀さんのお兼、たくましさと明るさが伝わり観ていて気持ちが良かったです。晒が見事に舞っているのが印象的でさすが扇雀さんと思ってしまいました。又1つ私の好きな演目になりました。いつも、扇雀さんの舞台で元気を頂いています。来月の国立劇場もとても楽しみにしております。
お身体ご自愛くださいませ。
昼夜共に素晴らしい舞台をありがとうございました。
勘三郎様は生きていらっしゃいますね。
昨日の園生の前も素晴らしかったです。
出てきた瞬間から、その前の出来事が観ている側にもわかるような肝があり、
舞台の格がグッと上がりました。
すっと御駕籠を見る目に園生の前の心情が感じられました。
御焼香のときには、僭越ながら私も客席から拝ませていただきました。
勘三郎様に、そして・・・ 素晴らしい芝居を魅せていただける感謝を。
ありがとうございました。
来月も楽しみにしております。
もうひとつだけすみません。
戸浪の七之助さんが炊く御香、わざと多めに炊いたのでは?と思いました。
客席の方まで御香の良い香りが届いたとき、
勘三郎さんが、判官をなさったときに、御駕籠に香炉と共に入りますが、
花道に行くときにひとつまみ入れて、
「そうするとお客様にも香りがするでしょ」というお話を読み、
そのことを思い出して、ますます泣いてしまいました。
そういう気持ちを大切に守り生かしていく、皆様、扇雀様に感動しました。
千穐楽おめでとうございます
扇雀さんが
舞台でお顔が出ない馬のお役の坂東八大さんと大和さんと
若いお弟子さんの中村いてうさんを
衣装のまま一緒に写真を撮ってブログでご紹介されたことで
勘三郎さんが
平成中村座で行われた試演会を思い出しました
お顔が分かれば
これから舞台でお出になっていても
とても身近に感じます
中村格子の浴衣にも
勘三郎さんへのお気持ちが感じられました
ゆかりさん
いつもありがとうございます。11月は初役の政岡楽しみにしていて下さい。
じゅんこさん
追善興行と言っても気持ちは私も同じでまだお兄さんは傍に居るとような気が致します。恩返しをしていくのが使命だと思っています。
じゅんこさん
恐怖時代の時も多めに舞台前方に幕開き前に香を炊いていました。勘三郎の俊寛は本物の昆布をかけるので、幕開きに潮の香りが客席に届きます。
たまねぎさん
舞台には多くの方が関わっていて全員の力で創り上げるものです。お客様にもそれを伝えたいですね。
久々に歌舞伎座で扇雀さんのお芝居拝見しました。昼夜拝見させて頂いたのでそれぞれ違う扇雀さん、素敵でした。
お馬さん、そうだったのですね。思わず『ウマァー!』って声掛けたくなっちゃったんですけど、、、後悔^^;
前の方って声掛け辛いですよねぇ。
む〜さん
歌舞伎座に立つ時は他の劇場と何か違った感覚が生まれます。しかし他の劇場と違ってここは特別だという気持ちは持たないようにしています。すべての劇場に立つとき気持ちが同じであるのは当然だと思っていますが、それでも何か違う感覚を感じてしまいます。それがプレッシャーにならないように、演技の一部にならないように自分自身に言い聞かせることも心がけています。