「南座舞台写真」
2014年12月12日
「藤十郎の恋」坂田藤十郎「仮名手本忠臣蔵九段目」大星力弥「鳥辺山心中」坂田市之助
今年は何故か立役3題で不思議な感じです。顔見世で女形をしないのは何年振りか判りませんが、先々立役が増えていく前兆かな、などと思ったりもしていますが女形をやめたわけではございません!
「藤十郎の恋」坂田藤十郎
曽祖父初代鴈治郎はリアルを求める役者だったと聞いています。
その初代さんが菊池寛の小説が出るやいなや舞台にかけ大当たりを取った狂言です。
曽祖父59歳の時に初演した作品ですが、5代目中村歌右衛門になれなかったので坂田藤十郎になりたい気持ちが芽生えていた時の小説発表でしたので、飛びついたのではないかと思っています。ですから力の入れようは大変なものだったのではないでしょうか。
藝のために嘘の恋を仕掛けたと芸談に残っていたものを戯曲化したのですが、藤十郎を務めるのが2回目の今回は坂田藤十郎の人としての苦悩や葛藤をリアルに出そうと目標を立てました。それには以前ブログにも書きましたが長谷川一夫さんの映画「藤十郎の恋」とても役に立ちました。「何の心配なことがあるものか。藤十郎の芸の人気におなご一人の命などで傷は付けられん」という最後の方の台詞は、長谷川一夫さんの言い回しを参考にしています。全編を通して藤十郎が何を考え、何を感じ、どう心が動いていったか。皆様に伝わればいいと願っています。
最初の熨斗目の衣裳も以前お話ししましたが、長谷川一夫さんの衣裳を参考にしましたが成功だったと思っています。
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今年の顔見世の楽しみの1つが
「藤十郎の恋」です
以前、テレビで拝見していましたので
今回、舞台を拝見出来る!!と
楽しみにしています
また、3か月連続で
関西の舞台で
扇雀さんにお会いできること
何より嬉しいです
明日、通しでお伺いいたします
舞台写真の掲載、ありがとうございます。
来週、昼夜通しで観劇予定です。
久しぶりの京都、初めての南座なのでとても楽しみです。
先日通しで拝見しました、どのお役も良かったですが、藤十郎の恋、現代劇だけに、一人の役者さんの動き一つ、台詞一つで大きく舞台の流れが変わりますね。原作読んでから拝見しましたが、心情が難しいですね。先代がリアルを求める役者さんなら、多分実体験で感じた事しか表現する事が難しかったと思いますが、あたかも知っているかの如く表現するのも役者さん。壱太郎くんが沢山女形をされるようになって、扇雀様は立役増えそうな気がします。2月からお家の立役も拝見しておりますが、玩辞楼十二曲をもっと極めていかれるような気がしております、女形も政岡など、今後も続けられると思います、楽しみにしております。
たまねぎさん
またご感想をお願い致します。
梅☆さん
南座にいらしたら是非2階ロビーの初代鴈治郎に会って来てください!
tamさん
玩辞楼十二曲は生涯かけて演じるライフワークだと思っています。「藤十郎の恋」は小作品ですが演じる側の作り方でどの様にも変化する作品ではありますが、長谷川一夫さんの映画を見ると、女優さんとやる作品かなとも思います。事実父は女優さんとしかこの作品を手掛けていません。
回転舞台もきれいでしたし、きっちり一つお芝居として綺麗にされております、女子方から、まあ、心情は難しいですね。孝太郎さんも奮闘されてると思います。先日二回目拝見しましたが、もう一回拝見する予定なのでまた何か変化あるかな、。
扇雀さん
お誕生日おめでとうございます
これからも益々のご活躍を
心よりお祈りしております
そして何より
ご健康に留意され
お身体ご自愛くださいね
そして
目出度い目出度い
来る年も
成駒屋さんご家族勢揃いの舞台を
大変楽しみにしております
お誕生日おめでとうございます。
ますますのご活躍とご健康を心からお祈りいたします。
tamさん
回り舞台は歌舞伎が発祥だと思いますが、藤十郎の恋では良い使い方ができていると思います。歩いている間に気持ちが作りやすいのです。
たまねぎさん
ありがとうございます。来年は襲名年間ですので、変わらずのご後援宜しくお願いいたします。
ユキコさん
ありがとうございます。年齢は毎年重なるので過信せず体調管理していきます。