「20年」
2015年1月17日
阪神大震災から20年が経ちました。
それは即ち扇雀襲名から20年を意味しています。
今はなくなってしまった大阪中座で兄の翫雀と共に襲名披露興行の真最中に震災は起こったのです。
午前5時46分大阪日航ホテルの30階に宿泊していてビル全体が大きく揺れ折れるのではないかと思ったほどです。
震災当日約1時間遅れで芝居は幕を開けました。お客様は200名に届かないほどでした。
被災状況が分かり始め公演は中止すべきと思っていましたが劇場側の決断は開演でした。
一生忘れられない襲名興行です。
今朝テレビで当時被災された桂文珍師匠が「形あるものは壊れたが藝は壊れません。益々落語の藝を磨こうと思いました。」と仰ってました。
まさにその通りで舞台で藝をお見せして皆様に喜んで頂くことしか私達のできることはないとその時思ったことを今回の兄の鴈治郎襲名で改めて強く思っています。
改めて被災して亡くなった方のご冥福をお祈り申し上げます。
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本日玉三郎さんのシネマ歌舞伎を母と見に行ったおりに母に扇雀さまのブログのお話をしたところ、2/24と2/25に母と一緒に大阪松竹座の舞台をみにいけることとなりました。母と着物を早々選んだりして本当に楽しみにしております。昼・夜拝見する予定です。先日も衛星劇場でお父様の新口村を拝見し、男性ならこの人の梅川のためなら死ねるかも?とおもったほどすごい方であるとおもいましたし、扇雀様の燐とした舞台も素敵ですし、お兄様の襲名をはじめ皆様の舞台を拝見できますこと本当に光栄におもいます。とりいぞぎご報告まで
歌舞伎大好きさん
ありがとうございます。劇場でお待ちしています。