「お慶びとお悔やみ。」
2015年3月19日
幹(みき)くんが挙式を挙げました。獅童君の本名は幹弘(みきひろ)なので子供の頃からみき君と呼んでいました。
おめでとう!一回り年下ですが、彼の努力はよく知っています。小学校の頃学校で腕を骨折してもギブスしたまま舞台へ出たこと、共演していたのでよく覚えています。亡くなった勘三郎さんを本当に兄と慕って尊敬していましたし、お兄さんもとても可愛がっていました。泉下で喜んでいることでしょう。家族が増えると責任も増えますがエネルギーも二人分になりすので次回の共演楽しみにしています。
16日の朝、画家の金子國義先生が亡くなられました。
歌舞伎を六代目菊五郎のじだいよりこよなく愛し、勘三郎さんのことも本当に好きだった金子先生は私もよく存じ上げていました。
平成中村座の最初のニューヨーク公演にもいらっしゃって皆で楽しく祝杯を交わしたこともあります。私達は先生の事を金子のねこをとって「ねこさん」と愛を込めてお呼びしていました。
3ヶ月東京を離れていたので昨年の11月に私も先生も共通の好きなお店銀座の「I」(名称は控えます。イニシャルです。)でお会いしたのが最後です。先生のデザインされた浴衣も楽屋で着ています。素敵な女性画を描かれる方でした。勘三郎のお兄さんの襲名口上の舞台面もお描きになっていらっしゃいました。
もうご一緒にお酒が飲めなと思うと残念でなりません。僕の舞台の感想も色々と仰ってくださっていました。
"ねこさん"安らかにおやすみ下さい。
合掌
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