「お初1400回そして博多座千穐楽。」
2015年6月27日
博多座公演が千穐楽を迎えました。
博多の皆様1ヶ月ありがとうございました。
ご来場また多くの方のご厚情に感謝致します。
心より御礼申し上げます。
大好きな博多公演が終わってしまい寂しい気持ちでいっぱいです。
出来れば毎年必ずお邪魔したい街です。
是非歌舞伎公演を増やして欲しいと切に願っています!
さて千穐楽を迎えるその前日25日、父の藤十郎が「曽根崎心中」の"お初"を初演以来62年かけて1400回を数えました。
想像もできない数ですがこの記録は歌舞伎では後に続く者は恐らくいないと思います。
その「曽根崎心中」終演後父の楽屋前にてサプライズで記念のケーキをプレゼント致しました。
昨年一世一代と銘打って歌舞伎座で記者会見をしてから三公演目ですから底知れぬパワーには身内の私も驚くばかりです。
役者と言うのは終わりがないとつくづく感じます。
多くの方にお祝いいただき心から御礼申し上げます。
この父の曽根崎心中でもう一度徳兵衛をやっておきたかった気持ちは強いです。
この曽根崎心中の"お初"の芸は私と壱太郎で是非引き継ぎたいと思っていますが、私自身は今迄幾度と無く言っておりますが、近松門左衛門の原作通り叔父の久右衛門を出さない演出を考えています。
父にもその演出での「曽根崎心中」を見てもらいたいものです。でも譲る気は全くないと思いますのでいつの機会かに是非ということにしておきましよう(笑)。
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1400回。おめでとうございます!
お心のこもったお祝いのケーキ、ステキですね。
お父様の笑顔が若々しくて、初々しくて、本当に素晴らしいです。
昨春、お父様の"お初"をこの目に焼き付けておこうと歌舞伎座に通いましたが、"一世一代"という響きを不思議に思っていました。
これからのますますのご活躍をお祈りしております。
いつの日か扇雀さんの"お初"にお会いできる日もとても楽しみです!
うりぼーさん
一世一代は確かにそれが最後の意味を持っていますので私も何故と思っていました。息子としては元気でいてくれるのは何よりです!
長く続けること、そしてそれがたくさんの人に待ち望まれていること、素晴らしいことだと思います。「一世一代」と言わず、拝見する機会をつくっていただければうれしいです。
扇雀さんのお初を見るのを楽しみにしております。是非是非、実現してください!!
さるさん
ありがとうございます。なかなかお初の順番きませんが、近松門左衛門の原作どおりの上演を是非目指していきたいと思っています!
藤十郎さまの
お初1400回
おめでとうございます
1400回のうちの
何回かを実際に拝見することが出来
偉大な歴史の1ページを目にしたことを
嬉しく思っています
そして次の世代の曽根崎心中
扇雀さんの近松原作の「曽根崎心中」
早く拝見したいです
秋の大阪で拝見出来たら嬉しいなぁって
自分で勝手に願っております
たまねぎさん
想像できない数ですね(笑)
秋の大阪での上演はかないませんでしたが、新たな「曽根崎心中」必ず作ります。