中村扇雀の公式ブログ

「枕獅子の歌詞」

2016年1月 9日

今月上演中の枕獅子の歌詞です。

ご観劇の参考になさって下さい。
後半胡蝶の部分は多少違っております。

2016年01月09日07時50分11秒.jpg

舞踊は歌詞が非常に大切になってきます。
歌詞・曲・舞踊が一つになってこそ演目の良さが際立ちます。

邦楽は何拍子という決まったリズムを持っていません。
演者と奏者の間合いが演目を作り上げます。
その部分を楽しんで頂きたいと思います。

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コメント

これ、嬉しいですね、ちゃんとプリントして所持したいです。人には音楽が聞ける人、聞けない人がおります。扇雀様がいくら歌舞伎から離れた生活を長くされていても、音楽を聴く能力があれば表現する能力もあるという事です。頑張って下さいね!

tamさん

舞踊は歌詞が重要なポイントになってきますので是非参考になさって下さい。

「舞踊は歌詞が非常に大切だということと、歌詞・曲・舞踊が一つになってこそ演目の良さが際立つ」というお言葉を心底合点致しました。
最近歌舞伎座で「廓三番叟」を観たのですが、廓らしい粋な歌詞を追いたくても、イヤホンガイドを頼りにではどうしても流れが途切れがちで、さりとてガイドなしではおぼつかず、ジレンマでした。唄の歌詞と曲・舞踊を一体になって楽しめるようになりたいものだとその時に感じましたので、今回のご指摘は目から鱗に合点致しました。
今は意味は掴めずとも耳から入る音楽と、目から入る美しさに酔うだけで満足してきたのですが、少し歯がゆかったです。このように歌詞を知る機会をいただけると一層興味が増します。
今回大阪松竹座には伺えないのですが、ぜひまたいつか扇雀さんの舞台を拝見したいと思っています。寒さ厳しき折、どうぞご自愛下さり舞台頑張ってください。

Joanさん

舞踊の歌詞はネット検索もできますし日本舞踊曲全集といった書物も出版されています。是非参考になさって下さい。

今、松竹座に向かう電車の中で、再度予習で歌詞を読ませていただいております。本日昼の部、夜の部と楽しませていただきます。ワクワクです。

ようこさん

ご来場お待ちしています。参考にして楽しんで下さい。

先週2日にわたって昼夜の部を見て、すっかり扇雀さんのファンになりました。思い起こせば11月の平成中村座で、お市の方の気品に圧倒され、伊之助の腰付きと足上げに笑って手をたたき、歌舞伎初心者の私にとっても気になる存在に。
そして今回の枕獅子。前半のあでやかさに心奪われ、後半の迫力に圧倒されました。今回アップされた歌詞を見てなかったのが、今となっては残念でしたが、扇雀さんの粋な計らいに感謝。今後ブログを小まめにチェックしますね。未輝くん、祥馬くんの、初々しい踊りと、最後の体育会系の頑張り、良かったです。
さらに政五郎の女房おたつ。酒好きの困った亭主を嘆きながらも、しっかり支える粋な姉さん女房を、愛情深くチャーミングに演じていて、同じ女性?(ではないですね)として共感できました。初役とは思えないはまり役です。一人の役者さんが、性別年齢を超えて変幻自在に様々な役を演じるという歌舞伎の魅力を、改めて感じました。
来週から寒い日が続くとの予報がでていますが、お体を大切にして、素敵な舞台姿を見せてくださいね。

ゆかりさん

ありがとうございます。色々な役を続けざまに演じて行くのは心身ともに負担が大きいのですが、皆様のコメントに励まされて日々舞台に立っています。心より感謝致します。これからも純粋に歌舞伎の舞台を楽しんで頂けたらと思っています。

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