「10月国立劇場の舞台写真」
2016年11月 2日
11月は国立劇場の50周年記念公演である「仮名手本忠臣蔵」に出演致しました。
長年の友である新芝翫さんの襲名公演が行われている歌舞伎座に出演したかったのですが、今回は東京ではあまり上演されない三段目の「腰元おかる文使いの段」「裏門の段」が上演されることになり勘平の役で出演依頼をしていただきましたので国立劇場に出演させて頂きました。
上方で「仮名手本忠臣蔵」を通し上演する時には「落人」ではなくこの場を上演して勘平とおかるがなぜ六段目の「早野勘平切腹の段」に繋がるかを物語としてお見せします。ストーリー重視の上方風です。
この場の勘平とおかるは色模様もあり和事の柔らかみが要求される役です。
口伝でおかるの役は三段目は遊女、六段目は腰元、七段目は女房の心でと言われておりますが、この場面を見て頂ければ分かると思います。
以前、父の勘平でこの場のおかるを務めていますが、今回は勘平に回っての出演です。
大事なことは勘平のリアルな心の動きと人物像。勘平の身分など位置取りだと思っています。
国立劇場は舞台入りのパンフレットの販売がありませんので舞台写真をいくつか掲載させて頂きます。
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先月は何度かお伺いしましたが、扇雀さん出て来られて初めて上方と、思いました。何気に、今月歌舞伎もちょっと拝見しましたが、義太夫狂言に、上方の役者さんは有難かった。足跡姫お伺い致しますね。
tamさん
ありがとうございます。義太夫テンポ、リズム、息、間、など注意点は満載ですが、人形と人間の違いはありますので文楽のとおりには演じるひつようはないと思いますが、義太夫の魅力を伝えられることが最も大切なことだと思っています。
舞台写真の掲載 嬉しいです。
勘平さん 品と色気が あって 素敵でした。これが 五段目 以降に 繋がるのかと 思いました。
文化フォーラムでの 碁盤太平記と 裏門での 九寸五分の
話も 裏門を 観て このことか と 分かりました。
関西で 忠臣蔵 関連の 上演が もっと あればいいなと 期待してます
あけみさん
大阪での公演本当に増やしたいと願っています。ご期待に応えられるよう努力してまいります。