2022年6月記事一覧
「「パンドラの鐘」シアーターコクーン」
2022年6月22日
https://www.bunkamura.co.jp/streaming/article?id=20220622&waad=XsrjGRDZ&ugad=XsrjGRDZ
本日6月22日18時ストリーミング
明日からアーカイブ放送
私は出ていませんが是非見て下さい!
先日コクーンに観に行って来ました。
「パンドラの鐘」
野田秀樹作 杉原邦夫演出
片岡亀蔵他出演
この3点で観なくてはと決めていました。
野田さん演出の「パンドラの鐘」も以前見ていますし、今回は木ノ下歌舞伎でも活躍し歌舞伎座の弥次喜多も演出している旧知の杉原さんが演出とあっては期待せずにはいられません。
ネタバレになることは書けないのですが、杉原さんの中に歌舞伎へのオマージュを感じました。そして、全ての役者さんが素敵に輝いていました。
野田さんの思いもしっかり伝わっています。御本人も読み合わせには参加され、公演初日を観に行って大変喜んでらっしゃいました!
劇場に行けない方、是非WOWWOW放送をお見逃しなくご覧下さい!
「坂東竹三郎さんご逝去」
2022年6月22日
竹三郎さんご逝去の連絡ありました。
父と同世代で今だに舞台で活躍していらした生き字引のような先輩でした。
来月松竹座公演にはお名前もあり久し振りにお会いできることを楽しみにしていました。
普段は「ひろ君」と私の本名で気軽に呼んで下さり、私の生まれる前の上方の先輩たちの話をよくして下さり色々とお教え頂いたのも嬉しい財産です。
虎之介の成長もとても喜んで下さり、一座していない時など、今月はどうしてるの?見にくるの?と、いつも気にして下さいました。
父、秀太郎さんそして竹三郎さんと上方の女方を失った損失は計り知れません。
ジャラジャラしたまとわりつくような上方独特の空気感というのは一朝一夕に身につくものではありません。残った私たちでその芸の継承をしっかりしていくことが先輩たちへの約束と思っています。
竹さん(生意気にもこう呼ばしていただいてました)の数々舞台姿を目に浮かべここに心からご冥福をお祈り致します。
「「勢獅子」6月歌舞伎座」
2022年6月19日
5月は舞台お休みとなり6月歌舞伎座に戻ってきました。
今月は「勢獅子」で久しぶりにご一緒する雀右衛門さんと芸者を勤めています。
淡い紫の衣装は滅多に着ないのですが帯に季節の花をあしらい季節感が出ていると思います。
今月の2部は「信康」というあまりでないお芝居とこの「勢獅子」の対照的な2作品でお客様をお迎えしています。「信康」は染五郎君が初主役で体当たりで悲劇の主人公を好演していて初日以来お客様の入りも尻上がりで評判も良く一緒に2部に出演している身として嬉しい限りです。
8月公演からはやっと松竹も重い腰を上げて客席を花道の横を除く100%近い収容率に上がることになりました。
他の劇場は昨年来収容率を上げていていつになったら歌舞伎は戻るのだろうと今か今かと首を長くして待っていたので少し安堵しています。
TVで海外のスポーツイベントは全てマスクなしで大歓声に包まれている放送を見ると日本の対応の遅さに苛立ちを覚えてしまいます。
何はともあれ来月の松竹座もほぼ100%でお客様をお迎えして「船乗り込み」も開催予定ですので、少しづつでも元の形に戻って、離れてしまったお客様に再び劇場に戻って来て頂けるように良い舞台を作っていくことに集中したいと思っています。
あとは大向うが松竹の英断で許可される日を心待ちにするのみです。
今月の舞台写真「勢獅子」芸者"お駒"です
写真:歌舞伎座
舞台写真入りパンフレットが販売となりましたので私がお名前を書いてサインしたものをご希望の方にご郵送致します。
一部¥1,610(¥1,300+送料¥310・消費税込み)
コロナの影響で郵送のみの受付となっております。
ご希望の方はお名前ご住所を明記のうえ
下記のアドレスに部数を添えてお申し込み下さい。
入金方法を折り返しお知らせします。入金確認後に郵送させて頂きます。
ご応募お待ちしています。
締め切りは6月27日千穐楽正午(12時)とさせて頂きます。
また、後日ブロマイドも歌舞伎屋本舗にて販売予定です。
そちらも楽しみにお待ち下さい。