2022年11月記事一覧
「虎之介インタビュー記事」
2022年11月22日
エンタメ特化型情報メディア スパイス
虎之介の中村座でのインタビューが掲載されています。
ぜひご覧下さい。
「11月12日父の三回忌」
2022年11月13日
6月末よりホームページが不正アクセスを受け閲覧できない状態が長く続いておりました。
ご不便をおかけしましたことをお詫び申し上げます。
それ以降ブログ更新をしていませんでしたが、父の三回忌を機に再開いたします。
その後7月松竹座・8月歌舞伎座・10月平成中村座公演と出演が続き今月も中村座で宮藤官九郎さんの新作を含めた3演目に出演しています。
コロナの影響を受けつつも代役を立てるなどの方法で公演が続きお客様もほぼ100%の状態でご来場して頂けるようになって、徐々に正常な状態に戻って来ていることが何よりも嬉しく、精神的に余裕が出始めている気がします。
さて、父が亡くなって丸2年三回忌を迎え日に日に思うことは父が目指してきた事を引き継がなくてはと言う思いが増していると言う事です。
昨年の12月に曽根崎心中のお初を努め、その責任や必要性を強く感じています。
平成中村座に出演していると、30年余り哲明(のりあき)さん(18代勘三郎さん)と芝居を作ってきた事が走馬燈のように思い出されますが、その全ての経験が今自分の舞台に出ているのだなと思うと感慨深いものがあります。ハエの逸話をご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、今月は何度も楽屋や舞台に姿を見せてます。
亡くなった父が姿を変えて目の前に現れたのは亀でした。今年の5月の休暇で何年振りかで父の好きだったハワイに家族で訪れた時、ワイキキの人が大勢泳いでる岸から20m程のところで突然私たち家族の目の前に体長70cmほど亀が海面に顔を出し私たち家族と目があったのです。全員が父を感じたのです。
言葉で説明しづらいのですが、父が亡くなる前日の夜に叔母の中村玉緒の枕元に父が現れ、叔母がすぐに私のところへ電話かけお兄さん大丈夫と会話をした翌日父が亡くなったのでしたが、人の脳はいろいろなものを感じているのではないでしょうか。それによって勇気づけられたり力が湧いたり。何か方向が見えるきっかけになったり。
会話では伝えてもらわなかった父、祖父、曽祖父そして先祖の思いを何か感じ取ってそれを体現して次に繋げていくことが今の最優先事項なんだなと、父の三回忌で改めて感じています。