「11月12日父の三回忌」
2022年11月13日
6月末よりホームページが不正アクセスを受け閲覧できない状態が長く続いておりました。
ご不便をおかけしましたことをお詫び申し上げます。
それ以降ブログ更新をしていませんでしたが、父の三回忌を機に再開いたします。
その後7月松竹座・8月歌舞伎座・10月平成中村座公演と出演が続き今月も中村座で宮藤官九郎さんの新作を含めた3演目に出演しています。
コロナの影響を受けつつも代役を立てるなどの方法で公演が続きお客様もほぼ100%の状態でご来場して頂けるようになって、徐々に正常な状態に戻って来ていることが何よりも嬉しく、精神的に余裕が出始めている気がします。
さて、父が亡くなって丸2年三回忌を迎え日に日に思うことは父が目指してきた事を引き継がなくてはと言う思いが増していると言う事です。
昨年の12月に曽根崎心中のお初を努め、その責任や必要性を強く感じています。
平成中村座に出演していると、30年余り哲明(のりあき)さん(18代勘三郎さん)と芝居を作ってきた事が走馬燈のように思い出されますが、その全ての経験が今自分の舞台に出ているのだなと思うと感慨深いものがあります。ハエの逸話をご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、今月は何度も楽屋や舞台に姿を見せてます。
亡くなった父が姿を変えて目の前に現れたのは亀でした。今年の5月の休暇で何年振りかで父の好きだったハワイに家族で訪れた時、ワイキキの人が大勢泳いでる岸から20m程のところで突然私たち家族の目の前に体長70cmほど亀が海面に顔を出し私たち家族と目があったのです。全員が父を感じたのです。
言葉で説明しづらいのですが、父が亡くなる前日の夜に叔母の中村玉緒の枕元に父が現れ、叔母がすぐに私のところへ電話かけお兄さん大丈夫と会話をした翌日父が亡くなったのでしたが、人の脳はいろいろなものを感じているのではないでしょうか。それによって勇気づけられたり力が湧いたり。何か方向が見えるきっかけになったり。
会話では伝えてもらわなかった父、祖父、曽祖父そして先祖の思いを何か感じ取ってそれを体現して次に繋げていくことが今の最優先事項なんだなと、父の三回忌で改めて感じています。
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ホームページを再開して下さりありがとうございます
閲覧出来ない間も毎日、訪問させて頂いておりました
藤十郎さまの3回忌
いつのまにか年月が過ぎていた事を改めて感じております
寂しさもありますが
若い世代のご活躍
脈々と受け継がれる『芸』の尊さを感じます
10月の虎之介さんのご活躍は素晴らしかったです
7月の大阪松竹座「堀川波の鼓」
何度拝見しても心の中に深い感動を覚えました
この「堀川波の鼓」では
扇雀さまは多くのお役をなさっておられるので
お種に込められた思いは・・・
彦九郎の勘九郎さんと仁左衛門さん
お二方の舞台を拝見しましたので扇雀さまにお伺いしたいとこがたくさんございます
そして10月の平成中村座の「綾の鼓」
以前、ブログで上演したいと仰っておられたと記憶しておりますが
深く深く味わい、また、是非上演して頂きたいと思いました
秋篠の心情・綾織の色と柄・屏風の色合い・模様
それぞれがうまくリンクしていて心を奪われました
秋篠の三郎次への心の変化
三郎次の秋篠の心の変化
今、思いだしても心が苦しくなります
そして、とてもチャーミングなゲコミ
キュンキュン致しました
ずっとずっとこの小屋に通いたいと思いました
今月は、後半に伺いますが
公演のご無事、ご安全、ご盛況を心よりお祈り申し上げます
そして、顔見世をとても楽しみにしております
たまねぎさん
ありがとうございます。
しばらく更新していなかったので少しづつ芝居の話をしていこうと思っています。
これからも宜しくお願いいたします。
更新 ありがとうございます
ハエと 亀 不思議な 話ですが
なくなった方を また 感じられる
のは 嬉しいですね
本当に あると 思います。
10月 久々に東京へ 行く機会が
あり 中村座 第2部 堪能しました
あの場に 居ると たまらない気持ちに
なりますが 、舞台 みると
元気に なれます
綾の鼓 見応え ありました
幕が 開いて すぐに 秋篠の
境遇 や 綾が 何か わかる様に
なっていて さすが と 思いました
三郎次の 修行後の 変化ぶりも
良く 、対象的に 弱っていく
秋篠に 悲しい 結末を 予感しました
でも 三郎次の 存在が 救いに
なったのだろうなと 思えました。
唐茄子屋 は みなさん 大活躍で
面白かったですが
台詞が 多く 速いので
ついていくのが 大変 。
若干 疲れました。
生きていくのは みっともない事だ
でも それでも いい
生きていこう と いう事が
言いたい事かな?
と 私は 思いました
週末 東京へは 行くのに
今月は 見に行けず 残念です
扇雀さん、こんばんは。
久々にブログ更新ありがとぉございます。
我が家も今年の夏に色々とありましてまだ少しバタバタした毎日ですがようやく落ち着いてきた感じです。
南座にはどこかのタイミングで観劇に伺う予定です。
来年１月は歌舞伎座第二部観に行きます！
『人間万事金世中』タイトルみた瞬間にこれは観たい！と思いました(笑)
タイトル凄すぎて興味津々です(笑)
あけみさん
ありがとうございます。綾の鼓が思いの外評判がよく上演して良かったと思っています。
唐茄子屋も中村座で初めての新作歌舞伎が上演できたことの意味合いは大きいと思います。
先輩たちの努力や思いをを引き継いで次に繋げていくことが今を生きる私達の使命なのでしょう。
みほちんさん
12月の龍虎は是非ご覧下さい。還暦過ぎの人間が体力に挑戦しています。
『人間万事金世中』は2度ほど出ていますが人間の強欲のおかしみを描いた喜劇ですが虎之介も私が以前やった役で出演しますので楽しみにして下さい。